理念・メッセージ

誠意とは
誠意とは即ち、全くの赤の他人に対して全身全霊をもってその人のためだけに命懸けで接すること。
そして全くの見返りを期待せずにその人のためだけに尽くし、愛すること。
真実とは
真実とは即ち、うそをつかないこと。自分の中にある辛い気持ち、苦しい気持ち、恥ずかしい気持ちと戦い、常になにが真実であるかを自分に問いかけ、苦難から絶対に逃げない強い勇気と心をもつこと。
敬いとは
敬いとは即ち、全ての物、事、人、事象、いわんや病気そのものに対しても尊び、決して恨んだり嫉妬したりせず、時間も含め自分に降りかかること全てに対して敬意を払う、たおやかな心をもつこと。
誠意と真実と敬いの医療を実践する
当然、その中には信頼関係に基づく守秘義務、時には無報酬の医療もあり、
そして失敗をしたときには患者様に素直に謝り、再発防止と罰を自ら課すことが必要である。
患者様だけでなく、疾患そのものも敬わなければ、真の仁術は行えないであろう。
専門医として、最高最新の知識技術を駆使する医療を実践する
そのためには、常に知識の習得と技術の研鑽を積まなければならない。
私はここ十年来、技術の研鑽、即ちメスの握り方や動かし方など一日もその練習を怠ったことはない。
靴紐が自然に結えるように縫合するためには、生まれてこれまでに紐を結んだ回数の100倍以上は練習をしないとできないはずであろう。
また、歯周病やインプラントの手術では5時間以上の手術も間々ある。
外来での手術が中心であるが故、一刻も早く終えないといけない。
そのため、自己の体力の維持増強とそのための集中力の鍛錬も生活の中に置いてしまい、常に訓練を行う。
そして初めてプロフェッショナルのなかのプロフェッショナルとして、自覚と責任をもてるのである。
若き医療従事者の心と体と技術の教育と研修を実践する。
わたくし一人が努力精進しても、それはエゴイズムであり、助けることのできる患者様は極々わずかでしかない。
これまで、わたくしは素晴らしい師匠や科学者と出会い、また医療とは全く関係のない素晴らしい方々とも医療を通じて出会ってきた。
この貴重な出会いを一人でも多くの若い先生方にお伝えし、そして一人でも多くの患者様が病から逃れ、健康になり、そして幸せになり、さらにはその患者様を取り巻くすべての方々が幸せを享受できるよう、ともに師弟たちと育って行きたい。
私が不眠不休不食で研鑽した技術も惜しみなく無報酬で伝えて行きたい。
そのため、私は自分の生ある限り、走り続けたい。
信用があって信頼され、そして尊敬される。われわれスタッフ一同の“熱い思い”とは...
わたくしは患者様から信用されなければ信頼されず、私も患者様を信用して信頼しなければその後の信頼関係は生まれないと思います。
そして信頼関係が10年続けば、我々医療人と患者様とはお互いに尊敬されうる関係になれるのでは、と信じています。
患者様から信頼されるところまでは何とか技術一辺倒でもいくかもしれません。
しかし、尊敬までは技術と哲学だけでも足りないと思うのです。
いつの日か、患者様を多数尊敬し、わたくしも尊敬され、私の師弟が尊敬される憧憬を夢見て、“われわれスタッフの熱い思い”に代えさせていただきます。