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妊娠前の女性は、タバコ・お酒より歯周病に注意!!
2015年08月15日
歯周病が全身と強く関係していること、特に糖尿病などが歯周病を悪化させていることは、徐々に国民のみなさまにも知られてきました。
では、妊娠と歯周病はどうなのでしょう? 関係があるのでしょうか?
妊娠している女性が歯周病になっていると、低体重児および早産(かつての未熟児出産)の危険度が高くなることがわかっています。
早産や低体重児の出産が起こる理由は、歯周病細菌が産生するプロスタグランディンなどの生化学物質(ホルモンのような物)が子宮を収縮させたり、出産を促したりするからです。他にも。歯周病菌の一部(Prevotela intermadiaなど)が、早産や低体重児出産を促す物質を産生してると言われています。
妊娠をすると、禁煙や禁酒をする女性は多いと思いますが、実は歯周病の方が早産低体重児出産をする危険率は実に7倍にものぼるといわれ、タバコやアルコール、高齢出産などよりもはるかに高い数字です。
歯周病は治療可能なだけでなく、予防も十分可能な疾患です。生まれてくる赤ちゃんのために、歯周病予防が必要です。
妊娠してからでは遅いのです。
適齢期の女性は、常に歯周病予防が必要です!