歯周病治療
歯周病とは?
現在、日本において成人の約8割が歯周病を患っていると報告されています(図1)。
国民病と言っても過言ではない「歯周病」は、歯を支えている骨(歯槽骨しそうこつ)が溶けてしまう病気で、重症化すると歯が抜け落ちてしまいます。
国民の歯を失う原因の第1位が歯周病です(図2)。
サイレントディジーズ(静かに進行する病気)とも呼ばれ、自覚症状がないままにどんどん進行する怖い病気です。
歯が揺れたり、痛みが出たり、歯ぐきが腫れてしまうなどの自覚症状が出た時には、手の施しようがないほど進行している場合も少なくはありません。

図1 厚生労働省 平成23年歯科疾患実態調査より 歯周病の有病者率

図2 歯を失う原因の第1位は歯周病(8020推進財団調べ 2007年)
歯周病はお口の中だけのトラブルではなく、糖尿病の合併症であるほか心筋梗塞や脳梗塞、早産・低体重時出産など、全身疾患にも密接に関係している事が既に多くの研究で解明されつつあります(図4)。
そんな「歯周病」ですが、その原因は歯周病原菌と言う細菌が口の中に住み着き、骨を溶かすなどの悪さをする細菌感染症です。
この細菌は唾液を介して人から人に感染ります。
また、歯磨き不足やデコボコした歯並び、喫煙、ストレスなどもこの歯周病を悪化させてしまう因子の一つなので注意が必要です。